企業を再生させるために原因の特定と適切な処置

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会社の業績が落ち込んでしまった。
何か対策をたてなければ……

と様々な手を尽くしてはみるものの、一向に状態が改善せず一般的に言われる「倒産」状態に陥ってしまった、という話をよく耳にします。

一度資金繰りが悪化した企業を再生させるのは、簡単なことではありません。

毎年一万以上の企業が資金繰り悪化から抜け出せず、破綻してしまうのが現況です。

企業を再生させるために、
業績が悪化した原因を突き止める

原材料の価格が上がった、業界全体の売上が落ちている、ライバル会社に顧客を取られている…など、原因は各業種や時期によって様々ですが、原因を取り除けば業績は回復するはずです。

しかし、実際に対策を取っても一向に業績が回復しない、と感じている経営者の方々がほとんどだと思います。

経営者だけで行う対策は、
かえって企業寿命を縮めることも…

このような間違った対策をしていませんか?

  • 取引先に影響が出るから事業を縮小できない。新規事業でマイナス分を補うため、銀行に追加融資を頼んだ。
  • この事業は売上が苦しい状態だが伝統ある事業だ。この事業の負債分は他で埋め合わせをしよう。
  • とにかく無駄な経費は抑え、結果が出ていない事業は全てやめて従業員はリストラ等で人数を減らそう。
  • 業務をストップさせるわけにはいかない。税金を滞納してでも取引先への支払いを優先する。

経営者の立場からでは、どうしても冷静な目で判断ができない場合が多々あり、上記のような対応をしがちです。
また、伝統や古い取引先等、簡単に事業を縮小または手放すことができず、適切とは思えない対策を取っているケースも少なくありません。

企業再生成功のポイントは、業績悪化の原因特定および適切な処置

業績悪化、資金繰り悪化等で会社が経営難になった場合は、その原因を正しく特定した上で適切な処置を行うことが大切です。

事業再生の専門家は、プロの目線から経営状態を悪化させている「本当の原因」を明らかにします。
その上で、経営者の希望を少しでも叶えられるよう最適な処置を行うのです。

経営者はご自身が携わっている事業に関する知識は豊富にお持ちだと思います。
しかし、経営が悪化してしまった際の適切な対策や、現在の状況を冷静に分析する為の知識は、当然企業再生の専門家には敵いません。

資金繰り調達、経営の相談を第三者に行うことは、決して特別な事ではないのです。

ただし、第三者への相談は慎重になる必要があります。
一口に「事業再生のプロ」といっても、立場によって行える処置は大きく変わってしまいます。